リンパの流れが悪くなると、身体にはどんな変化が起こる?
十河良実
「最近、なんとなく身体が重い」
「夕方になると脚がパンパンになる」
「朝起きてもスッキリしない」
そんな身体の変化を感じることはありませんか?
身体の中では、血液だけでなく「リンパ液」も全身をめぐっています。
リンパ液は、身体の組織にたまった余分な水分などを回収しながら、リンパ管を通って流れています。
この流れがスムーズに行われることは、身体の環境を保つうえで大切なことです。
では、リンパの流れがスムーズでないと、私たちはどんな変化を感じるのでしょうか?
「むくみ」は身近なサインのひとつ
リンパの流れが滞るときに、比較的気づきやすい変化のひとつが「むくみ」です。
特に、
・夕方になると靴がきつく感じる
・靴下の跡が残りやすい
・朝と夜で顔や脚の印象が違う
・指輪がきつく感じることがある
など、日常生活の中で気づくことがあります。
もちろん、むくみには長時間の立ち仕事や座りっぱなし、塩分の摂りすぎ、体調など、さまざまな原因があります。
そのため、「むくみ=リンパが原因」と決めつけることはできません。
大切なのは、身体に起きている変化をひとつのサインとして捉えることです。
身体の「重さ」や「だるさ」も感じ方のひとつ
リンパの流れだけが原因とは限りませんが、
「身体が重く感じる」
「なんとなくだるい」
「スッキリしない」
といった感覚を持つ方もいます。
特に、長時間同じ姿勢で過ごしている方や、普段あまり身体を動かす機会がない方は、身体全体の循環や動きについて考えてみることも大切です。
私たちの身体は、じっとしているだけで状態が保たれるわけではありません。
歩いたり、身体を動かしたり、深く呼吸したり。
日常の何気ない動きも、身体のさまざまな働きに関わっています。
リンパは「動き」とも関係しています
リンパには、血液を送り出す心臓のようなポンプがありません。
そのため、筋肉の動きや呼吸など、身体の動きによってリンパの流れが促されます。
つまり、
「リンパを流す」ことだけを考えるのではなく、普段から身体が動きやすい状態になっているか
ということも大切になります。
例えば、肩や股関節などの関節が動かしにくかったり、身体の一部ばかりを使っていたりすると、自然な身体の動きが小さくなってしまうことがあります。
すると、結果として身体のさまざまな部分に負担が偏ることもあります。
身体のサインを「リンパだけ」で考えない
むくみ、だるさ、冷え、疲労感など、身体に感じる変化にはさまざまな原因が考えられます。
だからこそ、
「リンパを流せば全部解決する」
と考えるのではなく、
「なぜ今、この身体の状態になっているんだろう?」
と考えてみることが大切です。
生活習慣はどうなのか。
身体を動かす機会はあるのか。
同じ姿勢が続いていないか。
呼吸は浅くなっていないか。
身体の一部分に負担が集中していないか。
こうしたことを一つひとつ見ていくと、身体の状態をより広い視点から捉えることができます。
リンパケアを「身体を見直すきっかけ」に
リンパケアは、ただ「むくみを取るため」だけのものではありません。
日頃頑張っている身体に目を向け、
「今、自分の身体はどんな状態なんだろう?」
と考えるきっかけにもなります。
当店では、お身体の状態を確認しながら、その方に合わせたリンパケアを行っています。
そして、身体を整えるときには、リンパだけではなく、筋肉や関節、身体全体の動きにも目を向けることが大切だと考えています。
「最近なんとなく身体がスッキリしない」
そんな小さな変化を感じたら、それはご自身の身体と向き合うタイミングかもしれません。
まずは今の身体がどんな状態なのか、一緒に確認してみませんか?

